Research
実務研究
重回帰分析
売主が納得する査定根拠を示す
売主さんの信頼を得るには「査定の根拠」は重要ですよね
「重回帰分析」という手法を用いて数学的根拠を示すと売主さんの信頼がぐっと高まります。エクセルの標準機能なのでぜひ活用してください。
Case
査定の根拠

一戸建てをモデルにして予想売却価格を計算します。
土地面積:42.72㎡
建物面積:88.3㎡
駅距離 :徒歩2分
築年数 :13年
1. まずは過去5年前までの成約事例を集めます
ポイント
① 近隣の事例
② 古すぎる事例は使わない
③ 事例数は多い方がいい
④ 高く(安く)売れた事例も使う
今回は40件以上事例を集めたので十分なデータが得られています。大規模マンションなどで事例が多いときはデータも集めやすく、正確な結果が出やすいです。今回は「土地面積」「建物面積」「駅距離」「築年数」で回帰式をつくります。
※表はクリックすると大きく表示されます
2. エクセルの「重回帰分析(分析ツール)」にデータを入力する
「分析ツール」の使い方は、言葉で説明するのは難しいので動画で説明します。現在作成中なのでお待ちください。
一度覚えればとっても簡単です!
3. 結果から回帰式を作成する
ポイント
①「補正R2(結果が信頼できるかの値)」の数値が0.7以上であること。最大値は1です。
ポイント
②「係数」を用いて回帰式を作成する。
回帰式を作成すると…
式に今回の物件の値を代入すると…
